前回の続き 高い工具メーカーについて考えてみる
前回のブログで話した続きになりますが、今回は安い工具メーカーの反対となる
高級なブランド物の工具メーカーのことについてお話しようかなと思っています。
高い工具にも高いだけの理由とゆうか価値?がありますよ!
やはりプロの方が使われている人は多い気がしますね。
前回のブログはこちら
安い工具はダメなのか?失敗しない方法!などを書いておりますのでよければ!
さて前回は安い工具の選び方や失敗しない方法をお伝えしましたが、
今回は高い工具のことで、高級工具についてどんどん語ろうと思います。
一流ブランドなので性能は折り紙つきですが、安いものにはない気の利いた工夫やその工具のすごい特徴などを伝えれたらいいなと思っております。
では、最初はどこに違いがあるのか説明します。
高い工具は安い工具とどこが違う?
ざっと出してみましたが個人的にこんな感じの違いがあるかなと思います。
基本的に、高級メーカーだから同じドライバーだけど形が全く違うというのはありませんので安心してください。
ですが、高級メーカーでしか作ってないような特殊な工具はありますので、そこは注意です。
安い工具には無い特徴を具体的に説明します
では、安い工具との違いを箇条書きで出しましたが、具体的にどんなところが違うのかを掘り下げていきます。
工具の精度が違うとはどうゆうこと?
平均的な工具と比べて精度が高く作られています。
なぜ精度が高いとわかる理由は、工具をネジやボルトに当てた際にわかります!
工具を当てたときに、ネジと工具の隙間の小ささに精度の高さが見えますね!
隙間が小さいということはガタが小さくなりガタが小さければネジやボルトをナメてしまう可能性を低くできるわけです。
安い工具を使って整備する対象を壊してしまっては元も子もありません!
修正できる箇所であればいいですが、修正不可な場所だったら・・・と思うと工具に先行投資するか、または自分の腕を磨くかどっちがいいのでしょう笑
ですが、精度がいくら高くても取れないボルトはありますがそれを専門に取るための工具すらラインナップにありますのでご安心ください!
有名なのはツイストソケットと呼ばれる緩める方向に力を加えるとボルトの頭にどんどん食い込むようにできたソケットがありますね!
他にはマックツールが販売しているソケットも独自機構で85%までナメたボルトを緩めることができると好評ですね! お高いですが笑
肉厚が薄いと何がいいの?
他社の平均的な工具と比べて薄く作られているものが多いですね。
薄いだけでもデザインは野暮ったくならないのもポイント!
ポイントは薄いだけではなく、薄さと共に強度まで持たせるのは一流メーカーでしか出せないかなと感じますね。
ソケットなどはサイズがそのまま狭い箇所での使い勝手につながりますから毎日使うプロの方などはより実感するのではないでしょうか?
モンキーレンチ・メガネレンチ・スパナなども厚さは重要ですね!
厚さが数mm違うだけでも入る入らないは出てきますのでポイントです!
スナップオンの1/4サイズのラチェットとソケットは揃えておくと車内や奥まった場所の狭い箇所を整備する際にぴったりですね!ある程度のトルクをかけられることもポイントです!
永久保証を行っているメーカーがある
(期間保証の工具もあるので要確認)
一部では永久保証を行っているメーカーもありますが、工具に対する自信の表れではないかと感じますね。
永久とゆうのはそのまんま永久ですから1度買えば死ぬまで使えるといっても過言ではありません。
それが、プロの方々に使われる理由ではないかなと思います。
ですが、規定も年々厳しくなっているのも事実ですし基本的にメーカーが規定で決めている使い方以外で破損した場合は保証は使えませんので注意が必要です!
セールスバンと呼ばれる移動式の販売車での購入でしか使えない場合があるので購入前に確認することをおすすめします。
ラインナップが多い 特殊工具なども多くある
ラインナップの多さですが、仕事場にスナップオンの販売車やマックツールの販売車が来るのですが中を見ると、すごい種類の工具に圧倒されます 一台でいくら分の工具が積んであるんだ・・・と思いますね笑
ラチェットやソケット、メガネレンチやプライヤーなどの王道的な工具はどのメーカーでも取り扱っておりますし、格安のノーブランドメーカーでも買うことはできますが、特殊工具と言われる特定のシチュエーションでしか使わない工具や特定の部品をはずす時しか使わない工具などは格安メーカーでは無い場合が多いです!
耐久性の高さはどういうところ?
耐久性の高さは重要ですよね!
プロの方達は特に重要視するポイントではないでしょうか?
なんせ毎日使う工具が何度も壊れてたんじゃ仕事になりませんし買い直す費用や修理費用もばかになりませんがその分最初の購入費は高くなる上級工具ですが物持ちはよく物も良いということで過酷な使用環境でこそ物の良さが活きてきます!
僕自身、仕事で工具を使いますが壊れること自体より壊れた結果作業が大幅に遅れることの方がダメージになりますね笑
同じ職場の人が同じ工具を持っていればラッキーですが、持ってなければ急いで買いに行って時間は押してバタバタと作業をするという悪影響ですね!
耐久性の高さはメッキの剥がれにくさやギアの壊れにくさが目立って印象に残っています。
しかもリペアキットなどを揃えているメーカーもあり買い直すという選択ではなく修理して同じ工具を永く使うということができるのでおすすめできますね!
買い直すより修理した方が安上がりなのは大きいですね!
気の利いた工夫をされているとは?
工夫といってもいっぱいありますが、その中から何個か例えを紹介します。
ストレートメガネレンチはレンチを裏返すことで15度送りになり狭い箇所で工具の振り幅が無い場合などはそれじゃないと取れない場合があります。
後は、スパナで食い込むように溝が切ってあるものもありますね
俗に言うフランクドライブと呼ばれるものですが、これはもはや全くの別物に近いものじゃないのか?というくらいスパナの癖にトルクがかかる!その大幅なトルクアップのおかげで安いスパナを使ってた人はびっくりすること間違いなしです!
格段になめにくくなること間違いなし!
これに似てますがモンキーレンチも食い込むように角度ができていますね。
というようないろいろな理由を述べましたが、やはりメーカーにより特色の違い又は求めているコンセプトの違いがありますので、すべてのメーカーが載っているような物とは限りませんが、上級工具メーカーなりに他にはない長所を1つや2つを持っていますのでそれを探すのも面白いかもしれませんね。
全て同じメーカーで揃えるのが最善ではなくメーカー一つ一つを良く見てそのメーカーはどの工具が優れているのかを見極めれば最強の工具箱ができますのであなたもそんな工具箱を作ってみてはいかがでしょうか?
安い工具?高い工具?どちらがおすすめ?
工具を調べると、高い工具が最高だ!や安い工具で十分!
などの意見がネットにはいろいろと書かれている現状があります。
そんな情報を工具に詳しくない人が見ると困惑してしまうんじゃないのか?
と思いまして今回の記事を思いつきました。
どちらも使っている僕としましてはどちらにもメリット・デメリットがあります!
それを知らないままに高いほうが良いと買ってしまうのは、失敗する原因になります。
目次
- なぜ高い工具・安い工具にメリット・デメリットが生まれるのか?
- なぜ安い工具の方が失敗するのか?
- どうすれば安い工具で失敗しないのか
- 安いコスパの良いおすすめできる工具メーカーはこれだ!
- 結果的に安い工具はおすすめなのか?
なぜ高い工具・安い工具にメリット・デメリットが生まれるのか?
それは使い手によって求めるものが変わることが原因のひとつと考えられます。
僕達、整備士のように毎日、工具を使うようにハードな使い方をする人もいれば
年に何回しか使われないようなサンデー整備の方もおります。
ちなみに僕はかっこいい!とブランド物を買っていましたが、高い工具をそんなに
ぽんぽんと買えるはずもなく工具の種類が足りず先輩に借りていました・・・
同じブランドで揃えたいという意地もありました。笑
ですが、毎回工具を借りるのは申し訳なくて諦めて安めの工具を買うと
意外に使えることに気づきました。
やはりブランド物の工具には勝てませんが、物によってはすごく使えるものもあります
しかし物によってはすぐ壊れて使い物にならないなんてものもありました。
意外にも安い工具こそ選択する眼がないと失敗する確立が高いです。
なぜ安い工具の方が失敗するのか?
- 安い工具は販売元も多く必然的に選択肢が多くなる
- 高い工具は老舗も多く、有名ブランドを買えば失敗しない
- ネットショッピングで買う人も多くそもそも現物を見れない
- 耐久性は長く使わないとわからない場合が多い
という個人的な見解ですが、このような失敗する原因があるのではないかと思います。
ですが、失敗する可能性があっても値段を比べると1/2の値段で買えたり下手したら
1/10なんて値段のもありますので買ってしまう人が多いのでしょうか?
なので次は失敗しないにはどうすればいいのか考えて見ましょう。
どうすれば安い工具で失敗しないのか
安い工具で失敗しない方法は、僕達整備士や日頃工具と関わってる方は安い工具
なりに他の工具と比べることができるので失敗の確立を減らせますし、知り合いに
聞いたり情報をシェアすることで安くてもいい工具と出会うことができてます。
では、初心者の方やまだ集め始めたばかりの方が失敗しない方法は、
安い工具の中で最安層のものは掴まないことです。
50ピースの工具セットで3000円などのものがありますが、工具が粗悪品で
逆に整備するものを壊してしまうことがあります。
ポイントは安い工具の中にもしっかりとしたメーカー物があります。
次はコスパの良い工具メーカーを紹介してみましょう。
安いコスパの良いおすすめできる工具メーカーはこれだ!
TONE
TONEは日本のメーカーでD1グランプリのチームスポンサーをしていたりスーパーGTなどでもスポンサーをしておりしっかりしたメーカーですのでご安心ください。
TONEの工具として特徴は無骨で地味なデザインですが、耐久性が高くガッツリ使うことを考えられていることかなと思います。
無難に使えて値段がKTCなどに比べて安いのでおすすめできます!
プロにもサンデー整備にもどちらにもおすすめできるメーカーです
個人的にはトルクレンチなどをおすすめできますね!
SIGNET
SIGNETはカナダの1990年発祥のメーカーでまだ新しいです。
ですが、洗練されたデザインとその安さから初心者にはもってこいです!
デザインだけではなくギアラチェット(板ラチェットとも言う)なども
有名でその性能も値段と比べてレベルの高いものになってます
やはり強みは圧倒的な安さとデザインですね
セットなどでも他の工具メーカーで買うよりも安くなるのでおススメです。
特にお金をかけたくない人におすすめできますね!
Koken
Kokenは日本のメーカーです。 個人的には職人ブランドと思っています。笑
ソケットレンチといえばKokenと思っています。
ソケットレンチの 精度に定評があり専門といってもいいと思います。
ラチェットやソケットではブランドの中では一歩抜きん出ていると思います。
ラチェットのギア送りの細かさや抵抗の小ささなどが強みです!
ラチェットのギアの抵抗の小ささは感動物です!
狭い箇所での作業の際に硬いギアだとどうしても作業に時間がかかりますが、
その際にKokenのラチェットはやりやすさが違います!
2010年から発売されてるZ-EALシリーズなんかも安く良い物でおすすめです!
KTC
日本で一番有名な工具ブランドではないでしょうか?
ホームセンターでも良く見ることもあり初心者の方でも知ってる人が多いのではないでしょうか?
有名どころなだけはありどれを買っても失敗しないのではないかと思います。
ですが、すごく使える訳でもなく使えないわけでもない特徴があまりないです。
上位ブランドにネプロスもありますが、デザインは別物です!
僕は、こんなに美しい工具があるんだと出会ったときに思いました。
ラチェットなんかは音にもこだわっていて本気度が窺えます。
Deen
ファクトリーギアとゆう工具店のオリジナルブランドになります。
オリジナルブランドとなっていますが、実は世界の工具メーカーの共同開発なんです!
まだまだ2000年にできたばかりの世界のメーカーをファクトリーギアが
まとめた新しい工具ブランドですね。
しかもコンセプトが買い手がほしいと思う物、必要とするものを商品化することを
目指して生まれたブランドです。
なので、他の工具ブランドではないような工具が売っていることもあります。
共同開発であることもあり似ている商品が他メーカーにあることも笑
っと何個かブランドの説明をさせていただきましたが、この中のブランドであれば
失敗することは少ないと思いますので、おすすめします!
結果的に安い工具はおすすめなのか?
結論としまして、確かなメーカーで買えばお得にコスパのいい工具を手に入れれます!
ただやはり、選択肢は多く失敗するメーカーも多いです。
なので、今回おすすめしたメーカーを選んでもらえば失敗は少なくなるんじゃないかな
個人的には、どれを買っても間違いがないのはKTCですが面白みがないもの否定はできません笑
Kokenのラチェットは使いやすかったのでおすすめできますね~!
Deenの工具は新しいメーカーということでデザインも新しくかっこよくて男心をくすぐりますね 若い人などは気に入るんじゃないかな?
まとめとして必要なのは安いものの中にもいいものがあることそれを選べる知識を持つことです。
今回は、安いものを詳しく説明しましたが、次回は高いブランド編で説明しようかな
と思っています。
もしわからなければ僕に聞いていただければお答えしますし、わからないこと
があれば一生懸命考えますので、気軽に質問してください!
わからないことがあればそれが僕の成長にもなるのでお待ちしています。
では
まいすたー
基本の工具 ドライバーについての説明
タイトルにあるとおり基本の工具との事で、僕も学生のころに初めて工具を購入しましたが、最初はどれがいるのか?どれをいつ使うのか?どれを最初に買えばいいのかなんてよく悩みました
できれば最初は工具箱に工具が付いてるフルセットがおすすめですが、人によって何回かしか使う予定のない人や、使う予定はないけど使うときのためにある程度は買っておこうと思ってる人もおられるのかな?と思ってます。
値段はピンからキリまでありますが、けして安くはありません。
使う予定のないものにお金をかけすぎるのも無駄と思います。
しかも使う予定のない人がフルセットで購入したところで全然使われないと、工具は鉄の物が多いので錆びて100%の性能を発揮できなくなります!!!
仕事で毎日工具を触ってる整備士ですらたまにしか触らない工具などは油断するとサビが・・・
持ち主が定期的に磨いたりお手入れするのであれば問題はありません。
ですが、サビは思ってるよりも侵攻が早いです。
なので、今回は工具の説明をさせていただこうかなと思いました
では肝心の工具の種類ですが、今回はドライバーについて説明させてもらいます!
ドライバー (プラス・マイナス)
プラスとマイナスとありますが先端がこんな形です (+字と-字)
主にネジを締めたり緩めたりする時に使用します。
ドライバーの先端の大きさは番数があり1~4の大きさで別れています。
余裕があれば4種類ずつ持ちたいですが、2番だけ持っていればある程度は対応できますが、もしドライバーを当てた際にぐらぐらとする時は合ってないので適切な番数を用意しましょう!
貫通ドライバー
他には、貫通ドライバーと呼ば持ち手の中を軸が貫通してるドライバーがあります。
このドライバーの特性は中心を軸が貫通してますので、持ち手側の先端をハンマー等で叩くことができます。
なので、錆びて取れないネジや固着したネジなどをこのドライバーをネジに添えて叩くことで振動を与えて緩ませることができます!
インパクトドライバー
貫通ドライバーの進化系としてインパクトドライバー(ショックドライバー)と呼ばれる物もあります。
インパクトドライバーは貫通ドライバーと同じように持ち手側を叩くのですが、叩いた力を回転する力に換えてより強く固着したネジを取ることができます。
他には
-
トルクスドライバー(トルクスネジに使用)
-
ソケットドライバー(ボルトに使用)
-
マグネットドライバー(先端が磁石になってる)
と種類はありますが、最初は普通のドライバーを購入でいいと思います。
そこそこの物はマグネットタイプであることも多いです。
ドライバーの説明はこのくらいですが、ブランドによって特色や使い勝手やコンセプトは違うのですがブランドの話は工具の説明が終わってからお話ししたいと思います。
だいたい、ざっくりと説明しましたが細かいことは直接聞いてくれればお答えしますので気軽に聞いてください!
では!
まいすたー
初投稿!よろしくお願いします。
当ブログに来てくれたみなさん
はじめまして!
某国産ディーラーで整備士をさせていただいてる、まいすたーと申します
ブログをはじめたばかりで覚束ないですが、気軽に見てもらえるとありがたいです!
初投稿ということで私のことを説明させていただきます!
ん? 知らない? 聞きたくない?
まぁまぁそんな事言わずに聞いてくださいよw
元々、車が好きで高校・専門学校と自動車専攻で勉強し自動車整備士の資格を取得し
今は、国産ディーラーで整備士をさせていただいてます!
仕事で自動車の点検や車検または一般整備など用品取り付けなどもしてますので、
自分の経験をみなさんに教えたり使える工具や道具をお教えできたらいいなって
思ってます!
ブログ名のとおり、おもしろい又ワクワクできるような道具が大好きです!
基本を忘れず初心者の方でも使いやすい工具なども紹介しますので、聞きたいことがあったら気軽にコメントしてください!
おすすめのブランドなどもわかる限りで教えます!
今日はこの辺で話すことも無くなってしまいました
また、みなさんと一緒に楽しめたらいいなと思いますのでよろしくお願いします!
まいすたー